金融 |
1.ペイオフ凍結解除
いよいよ、4月1日からペイオフが凍結解除されます。
いま金融機関では、預金保険法に義務づけられている「名寄せ」の作業におわれています。
「名寄せ」とは、預金保護の対象となる預金者を特定するための作業のことです。
おそらく皆さんのお手元にも、昨年末から今月の初めにかけて金融機関から名寄せのための通知書が届いているはずです。
なかには、「こんな銀行に預金していたかな?」と、思いもよらない銀行からの通知にビックリしている方もいるのでは……。
さて、この名寄せですが、「私の預金は1000万円以下だから関係ない」なんて言って、金融機関に通知書を返信しないと、後で大変なことになりかねません。
4月1日以降金融機関が破たんした場合、名寄せ作業によって預金者が特定できない預金は、たとえ1000万円以下であっても引き出せないことになっているからです。
これは、偽名や他人名義を使った預金は、預金保険では保護しないことになっているからです。
また、この名寄せでは、「○○株式会社代表取締役△△△△」という法人の代表者名義の預金と「△△△△」という個人名義の預金は名寄せされることはありませんが、
「○○商店△△△△」という個人事業所名義の預金と「△△△△」という個人名義の預金は名寄せされるので、一時的であれ口座の預金高が1000万円を越えることがある
個人事業主の方は、これから注意が必要です。
しかし、このペイオフ凍結解除のため、ご自分の資産運用に悩んで知る方が、いったいどの位いるのでしょう?
私も人のためにではなく、自分自身のためにペイオフ対策に頭を痛めてみたいものです…
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